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DATE: 2009/11/07(土)   CATEGORY: 未分類
評伝 桐生悠々 戦時下抵抗のジャーナリスト
桐生悠々―ある反戦ジャーナリストの生涯 (1970年) (紀伊国屋新書)桐生悠々―ある反戦ジャーナリストの生涯 (1970年) (紀伊国屋新書)
(1970)
太田 雅夫

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 総合好感度……上の中

 明治〜戦前にかけて活躍したジャーナリスト、桐生悠々の評伝。
 悠々は信濃毎日新聞の主筆として有名で、長野県民なら誰もが知っている……わけはないか。
 とにかくぼくは郷土の大ジャーナリストとして知っていて、いつか勉強しようと思っていた。
 で、図書館で探して読んでみました。


 彼の一番有名なエピソードは、『新毎』主筆時代の「関東防空大演習を嗤う」という社説。
 これは当時行われた、敵の飛行機が本土へ来た際の防空演習に対して、
「敵の飛行機が本土まで来たら負けだろ。こんな訓練は意味ねぇよ」
 と言い放った一文。
 当然軍部は激怒して、長野で『新毎』の不買運動とか起こします。
 新聞社は圧力に屈して悠々を解雇。
 クビになった悠々は収入の道を断たれて赤貧生活に突入します。


 まあ、そんな感じで、とにかく悠々はかっこいい。言うこと、書くこと、やることがいちいち痛快。
 権力や新聞社の意向に従わず、信じた正義をひたすら叫ぶ。
 深い知識と文章力(文壇にも何度か登場している)を新聞に注ぎ込み、そして貧困の中で死んだ。
 そんな風に生きたいような、生きたくないような……


 一気に悠々のファンになりました。
 もうちょっと他の文献も当たってみよう。



 ちなみに一番上の画像は、ぼくが読んだ本ではありません。
 画像の本の新装版を読んだんだけど、なぜかアマゾンになかった。
 ちなみに筆者は同志社出身。
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